こんにちは。あろえんの杉谷です。
島根県出雲市でアロエ栽培をしている就農7年目の農家です。
今回は僕が育てているアロエベラについて紹介をさせていただきます。
もくじ
アロエベラは”食べるアロエ”

アロエベラは皆さんご存知でしょうか?
アロエ?と聞くと一般的ですけど”ベラ”とつくと「はてな?」と思われる方も多いかと思います。
あろえん君
あれはアロエベラだったのかな?
アロエだけだと世界中で何百種類もあるんです。とても大きなものだったり親指くらいのサイズのものまで様々です。
多くが観賞用だったり自然の中で自生しています。
その中でも特に葉が大きく、食用として昔から用いられているアロエが
『アロエベラ』なんです。
アロエベラは肉厚で透明な葉肉が特徴的で、苦味が少なくて食用として利用できます。アロエヨーグルトに入っている”アロエ”はアロエベラなんですよ!
多くのアロエは葉が小さかったり、葉肉部分が少なく食用として適していません。食べれなくはないですが・・とっても苦いですよ。
アロエベラの効果・効能

アロエは昔から薬草として広く親しまれてきました。
アロエ農家がアロエベラの効果効能を紹介してしまうと保健所から怒られてしまうので直接的な表現は避けますが(汗)
これまでアロエベラを買っていただいているお客様の感想などをもとに紹介させていただきます。
美容は外からよりも中からキレイをつくる!
と最近よく言われていますが、アロエベラ関連の化粧品は多くありますが、化粧水などを利用するよりも食用としてアロエを食べていらっしゃる方々の方が肌に艶があるように思います。
アロエベラのネバネバ成分は肌に保湿効果をもたらしてくれると言われていますが、食べる事で内蔵の細胞をキレイにしてくれるという効果もあるそうです。
アロエベラを購入されている80代、90代のお母さんたちにもお会いするのですが、何十年もアロエベラを食用として利用されていて、皆さん実にお若く見える方が多いです。そして、とても元気です!
実はアロエベラを継続的に買われている方の中に、髪の毛のために食べていらっしゃる方々もおられます。
髪の毛全体が白髪だった方が、アロエベラを食べたことによって根本から黒くなってきたよ!というお声も聞かれます。
男性の方も長年アロエを食べたり、髪の毛に塗っていらっしゃる方がコシがあるフサフサの髪の毛をされています。
これもアロエ効果か・・・。僕は薄毛になる訳にはいかない・・。
”便秘が解消された”というのも多く聞かれる感想です。
アロエには緩下作用のある成分(アロイン)が含まれています。下剤などにも使用されている成分なので食べすぎにはご注意です。
お腹が痛くなってしまいます。
下剤などを服用せず、自然のもので体調を整えたい方がアロエを利用されることが多いです。
アロエベラを食べる時の注意点

アロエベラを健康、美容のために利用される方が多いですが、同時に注意することもあります。
アロエベラは便秘に効果的と申しましたが、食べ過ぎるとお腹を下してしまう事があります。
1日の摂取量は葉肉(透明な部分)30g〜100g以内に抑えてください。
目安とすれば1枚の生葉を1週間〜10日で食べきる量だと考えてください。
僕は1食で1枚のアロエベラを食べたことがありますが、食べている最中にトイレに駆け込む事となりました。
たまにスピリチュアル系の方が、アロエベラは胎児に良い効果を与える!なんて言っておられる方がいらっしゃいますが、やめてください。
先程も書きましたが、下剤にも含まれている成分がありますので多量に摂取すると子宮に悪い影響を与え、早産、流産の危険があると言われています。
当農園でも妊婦の方には購入を控えて頂いています。
アロエを肌に塗ると保湿効果がある!と言われていますが、肌に直接塗られる場合は注意が必要です。
殺菌などをせず肌にすり込むように塗ると、かえって赤くなったり発疹がでてきたりします。山芋にも含まれている成分がありますので、肌が弱い方はアロエを直接塗ることは控えてください。
僕も肌が弱い体質ですので、お客様に進められてアロエを皮ごと磨り潰し肌に塗りましたが全身が痒くなって赤くなりました・・。
利用される場合は葉肉部分のみで優しく肌に塗るようにしましょう。
日焼け後に塗ると、とても良く効きます!
出雲産アロエベラの特徴

僕の栽培しているアロエベラはビニールハウスで栽培しています。
島根県はアロエベラからすれば少し寒い。。沖縄では露地で栽培できますが島根では難しいですね。
僕の性格上、「僕のつくったアロエが一番です!」とは中々言えないのですが、
『苦味が少なく、大きなアロエベラ』とだけお伝えしておきます。
肥料は堆肥中心で化学肥料が使用していません。3年以上かけて大きく育てています。
アロエはとても強い植物なので虫も付きませんので農薬も不使用です。
毎年1年目、2年目の株は植え替えを行っています。こうすることで植えっぱなしの株より大きいアロエが沢山できるんですよね。
アロエは子株が大量に出てきますので、これもこまめに間引いてやります。
色の悪い葉もその都度剥いでいきます。
放置されがちなアロエベラですが、1年を通して向き合うことで自分にしかできないアロエベラができるんだろうなぁ。そういう気持ちで農業をしています。
アロエベラの使い方
最後にアロエベラの利用方法についてご紹介します。
当農園のアロエベラは”食べるアロエ”ですので、主に食用として利用いただけたらと思います。
肉厚で苦味も少ないので、ネバリがあり歯ごたえのあるアロエを楽しんでいただけます。

市販の黒酢にサイコロ状にカットしたアロエベラの葉肉を入れるだけで完成です。
目安は700mlくらいの瓶にアロエの葉肉(1枚分)を全て入れてください。
あとは瓶がいっぱいになるように黒酢を注いでいきます。
一晩冷蔵庫で冷やせば完成です。
使い方は、牛乳3:アロエ黒酢7の割合で混ぜドリンクとして飲んだり、ヨーグルトに入れて食べてください。
2週間程度は保存できますので、少しずつ利用していただけたらと思います。

アロエベラの葉肉をそのままお刺身のように食べてみてください。
ネバリや苦味が気になる方は、さっと水で洗ってください。
一度冷蔵庫で冷やすことで、コリコリとした食感になり美味しくなります。
わさび醤油でお召し上がりください。

お好みのフルーツや葉物野菜と一緒にスムージーを作ってみてください。
アロエは得に味は無いので他の材料の邪魔はしません。
アロエの使用量は約50gとしてください。あまり多く入れてしまうとお腹を下してしまいます。
まとめ
今回は僕の育てているアロエベラのご紹介をさせていただきました。
まだまだ一般的な野菜?とは言えませんが、もっと多くのアロエベラを必要とされている方々に、良いアロエベラをお届けできるよう努めてまいります。
公式サイト「あろえん」↓↓
https://aloen.jp/
どうぞよろしくお願いいたします。
コメントを残す