アロエベラの屋外での育て方 |鉢植え、露地栽培、越冬方法をアロエ農家が解説

こんにちは。島根県で”食べるアロエ”アロエベラを栽培している杉谷です。
当農園ではアロエベラの苗を一年間通して販売しています。

アロエベラの苗を購入された方はマンションなどの室内で育てられる方、家に花壇や畑があり屋外で育てられる方とさまざまです。

あろえん君

大きなアロエベラの鉢植えを移動させるのは大変なんだよね

植木鉢に苗を植え、鉢植えにされる方ですと屋外、室内と自由に移動させる事はできますが、
今回は、基本的に屋外で管理したい方にむけて書かせていただきます。

今回この記事では、アロエベラの鉢植え、露地栽培での管理方法を紹介させていただきます。主に気をつけるのは1年間通しての温度管理、水の管理です。

それではよろしくお願いいたします。

アロエベラを屋外で育てる理由

まずは屋外でアロエベラを育てる理由をあげさせてください。
育て方のみを確認したい方は飛ばしてくださいね。

マンション、アパート住まいでアロエベラを置くスペースが無い

アロエベラを屋外で育てられる方の一番多い理由はこちらだと思います。
観賞用目的でしたら部屋に飾ったりもしますが、
主に食用として利用したい場合だったり、鉢植えが大きくて部屋には置いておきたくない。
という理由かと思います。

家に畑がありアロエベラを露地で栽培したい

こちらは農家さんであったり、趣味で園芸を本格的にされている方に多いです。
植物は鉢植えにするよりも畑で育てた方が株も大きくなります。

観賞用としてではなく、アロエベラを自分で栽培し食用として利用したい方ですね。

アロエベラは直射日光に弱い!8月は日除けが必要です。

アロエベラは暑さに強いと言われていますが、日差しの強い8月はあまり日の当たる場所は避けたほうが良いです。

あろえん君

気温は高ければ高いほど良いかと思っていたよ

屋外で育てられる場合は、マンションのベランダに置いておいたり、畑にそのまま植わっているかと思います。
室内に移動させることが難しい場合は、市販の遮光ネットを購入いただき日除けをしてやってください。

注意
アロエベラは直射日光に当りすぎると茶色く変色します。枯れてしまう事はありませんが、株が小さかったり植え替えて間もない時期だと株が弱ってしまいます

【重要】アロエベラの屋外での越冬方法(冬の管理方法)

一番気にされるのはアロエベラの冬の管理方法かと思います。
アロエベラは気温が15℃〜30℃の時期に葉が大きく生育していきます。

そして気温が5℃以下になると休眠状態に入り葉が細くなったり葉の先端から茶色く変色します。これは枯れている状態ではありません。

あろえん君

植物だもんね。。環境によって葉の色が変わるのは当たり前なんだ!!

気温の高い5月〜11月の6ヶ月間は屋外に出しっぱなしでも良いですが、気温が低くなる12月〜4月は管理する必要があります。

可能であればアロエベラの株を掘り出し屋内で保管

驚かれる方もいらっしゃるかと思いますが、一番オススメしている方法です。

アロエベラは葉の中に十分な水分を含んでいます。
そのまま屋外に置いておくよりも、可能であれば鉢、又は畑からアロエベラの株のみを掘り出しビニール袋などに包み段ボール箱などの中で保管してください。

鉢植えだとスペースをとってしまうので株のみを箱に入れ屋内に移動させてください。畑であれば土から掘り起こしサイズのあった段ボール箱や大きなバケツなどに入れてください。

株の周りに新聞紙などを入れ、できるだけ温度が下がりにくい場所に保管いただくと尚よいです。

MEMO
アロエベラは非常に強い植物です。僕も抜いた株をそのまま倉庫に置いていても半年間以上色も変わらずにいます。
多少葉が薄くなったり柔らかくなりますが、また4月頃植え替えてやると夏から秋にかけて大きく育ちます。

ビニール、ダンボールを覆いかぶせる

鉢植えや畑からアロエベラを起こすことが難しい方は屋外で越冬させる必要があります。

アロエベラは氷点下にならなければ、なんとか持ちこたえる事はできるかと思いますが霜に当たったり、雪が積もったりすると葉が凍ってしまい株が弱ってしまう場合があります。

どちらもすぐにアロエベラが駄目になる事はありませんが、葉が黒く変色してしまいます。寒さで先端から茶色くなるのとは違い、真っ黒になります!
そして春から暖かくなってきても、黒い部分だけが白くなってしまい見栄えも悪くなります。

できるだけダンボールやビニールなどで温度を下げず、雪や雨が当たらないように管理してください。

あろえん君

すぐに諦めては駄目って事だね!すこし見た目が変わっても時間が経てば元通りになるんだ!
MEMO
万が一アロエベラの株に雪が積もってしまってもすぐに諦めてしまうのではなく、雪を取り除きできるだけ雪や雨がかからない状態にしてください。
根や株は、そう簡単に腐ったり枯れたりしませんので春から夏にかけてまた新しい葉が伸びてきます。

アロエベラの屋外での育て方のまとめ

5月〜11月は半日陰で管理する

アロエベラは暑さに強い植物ですが、直射日光を浴びすぎると茶色く変色してしまう事があります。
特に植え替え後から2ヶ月までは根がしっかりと張っていないので葉が茶色く薄くなってしまうのでご注意ください。

対策は、遮光ネットを使用する。

12月〜4月はできるだけ寒さをしのげる状態にする

屋根があるだけでもずいぶん違います。畑の場合は支柱を立てビニールをかぶせてください。
ベランダで鉢植えにされている場合はダンボールやビニール袋をかぶせてください。

屋外で育てるなら植え替えは4月中旬が一番良いです

夏の暑さ、冬の寒さ対策を考慮すると、霜の心配がなくなった4月中旬以降に植え替え行ってください。
そうすると6月には根がしっかりと生え、日差しの強い8月には葉もしっかり大きくなっているので日焼けの心配も少なくなります。

11月までは株は成長していくので、十分な大きさの株になってから越冬対策を行っていただけます。

そしてまた春を迎え、夏から秋にかけて更に大きく成長してくれます。

あろえん君

ほったらかしで良いと思ったけど、1年を通してみるとイロイロやる事あるんだね!
1枚1kgのアロエベラができるよう頑張るぞっ!!

おわりに

アロエベラは他のアロエと違い食用として利用でき。
部屋で鑑賞するだけでなく屋外で大きく育て自宅で食べることもできます。

ぜひ、アロエベラのある生活を送ってみてください。
栽培方法についてわからない点などがありましたらお問い合わせくださいませ。

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